ヤフオクの検索結果を「残り時間順」にするGreasemonkeyスクリプト
ヤフオクの検索結果など競り商品のリストを「残り時間が短かいもの」順にするユーザスクリプトです。Firefox + Greasemonkey上で動作します。
ささやかな楽しみとして、ヤフオクで少額商品を時々落札しています。Yahoo!AuctionのUIには不便に思うところが沢山あるのですが、その内の一つとして、検索結果など商品のリストが表示される画面で、商品が「お勧め順」にソートされていることがあります。これは、右上のプルダウンメニューでソート方法を選べるのですが、何か操作するとデフォルトの「お勧め順」に戻ってしまい面倒くさいことこの上ないです。
利用者としては、一度ソート方法を設定したら、設定を保持して欲しいところです。結局これはオプション(リスト上位に表示される業者向け有料オプション)を販売する都合でこのような仕様になっているのでしょう。しかも、ヤフオクでは業者による値段の釣上げ行為が常態化していますので、事実上、利用者にとっては「残り時間が少ないもの」以外のソート方法は意味がありません。(スタート価格を安価にしておいて締切り前になると売りたい値段まで人為的に値段が釣上げられますので、一定以上の残期間があるものの現在価格は無意味になります)。
そこで、この不便を解消するべく、Greasemonkeyを使って開発してみました。yahooauctions.user.jsです。極度に簡単な実装で、該当するページで、ソートが「残り時間が少ないもの」順になっていない場合、設定してからページを読み直しています。ヤフオクのパラメタ仕様が良く分らないのと、Greasemonkeyを使うのは初めてですので、完全ではないと思いますが、とりあえず手元では動作しています。本当は、検索ページを呼ぶリンクアンカーを加工するような実装にすればリロードをなくすことができる筈ですが、今回は動かすこと優先で一番簡単な実現方法にしました。
それにしても、このGreasemonkeyは強力なツールです。これを使えば、他者から提供されているWEBサービスを自分が好きなUIで利用できるようになる訳です。Saasのようなものもありますが、APIが開示されることが前提になりますので、全てのサイトで利用することはできません。このような方向性が進められていくと、変更を嫌う提供者は改変不能なWEBページ、例えばFlashなど、を使う割合が増えて行くような悪い予感もします。役所系のサイトでは、文書がなんでもかんでもPDFで配布されているように。