WiMAXの試験運用が始まっている。私はパソコンを繋げられないものには興味がないので、WiMAXには期待を寄せている。UQ Communicationsのモニターに応募しており、今朝、UQ WiMAXからデータカードが届いたので、少し試してみた。
データカードは
D01NAA NEC製のUSBモジュール。思っていたよりも大きい。ノートパソコンに付けてみたら、USBソケットが縦になっているためか、マウスを2つ隣りのソケットに刺しても干渉してしまう。(モジュールが縦のままだと、上手く電波が捉えられないようで、横にせざるを得ない)。また、机の上で使う場合にUSBモジュール回りにごちゃごちゃと物があると繋がり難くなる。
大田区にある自宅の1階で、取り敢えず2.17Mbpsの下りスピードが出た(上りは50Kbps)。公称下り40Mbpsのベストエフォートというスペックと比較して、この数字は充分というべきか、遅いというべきか判断が難しいところだ。とりあえず、通常のウェブブラウジングをするには充分と思う。以前ADSLを使っていたときにも2.7Mbpsくらいしか出なかったが、特に大きなダウンロード時以外はさして不足を感じなかった。今後は基地局の整備や伝送関係のパラメタの最適化により速くなっていくと考えると充分期待できる。しかし、利用者が増えることで逆に遅くなってしまう可能性もあるので何とも言えない。
ただ、月額4,480円の料金と釣り合うかというと疑問はある。正直なところ、外で頻繁に使う必要がある人以外には高過ぎる。ADSL並の2,500円なら文句ないところだけど。このままのスピードであれば、お試し期間が終わる7月以降も継続するかどうか悩ましい、というのが印象だ。
なお、現状ではWindows XPとWindows Vista用のドライバ/ユーティリティしか用意されていない。デスクトップの主力環境がLinuxである私に取っては大問題。これも7月までになんとかして貰えないと使えない。ルータに見えるように作ってもらえると嬉しかったのだけど、ホストCPUで沢山処理しないと動かないのかなぁ。Linuxでのチップ対応ドライバの開発は始まったばかりのようで、Intelのチップのみサポートに留まっているから、期待薄かなぁ。