モノラル→ステレオ変換のサンプル
更に幾つかをサンプルとしてステレオに変換したものを置いておきます。前述のパブリックドメインのサイトからダウンロードした音源です。
当時のオーケストラ、特にウィーンフィルの弦楽などはまことに典雅な響きがします。良く聞いてみると、アンサンブルは完全には揃っていなくて、実際に複数の楽器で演奏されているのが確認できます。これを、現代のアンサンブルと比較して、当時の技術的限界として切り捨てる意見もあるようですが、私はむしろ、独特なポルタメントやワルツのリズムの崩しと共に、この典雅な香りを醸している要素と思います。なんだか、今の完璧に揃うアンサンブルは楽器の音量の大小になってしまっているような気もします。
PS: それにしてもエーリッヒ・クライバーの演奏はカルロスの演奏と似ています。