ソフトばかりいじっていたので、少し息抜きにパソコンをいじってみた。
A7N266-VM のJEN modです。既に古い機器なので、興味がある方はいらっしゃらないかもしれませんが。
メインマシンは、ヤフオクで落札したパソコンに入っていたマザーボードASUS A7N266-VMで、同じくヤフオク出身のAthlon MP 2000+を載せている。このマザーボードは設定が殆んどなくてつまらない上に、動作不安定で困っていた。私が使うLinuxでは問題ないものの、嫁が使うWindowsではリセットすることがあるため文句を言われていた。しかし、既に時代遅れなDDR SDRAMを3千円も出して買い足してしまった行き掛り上捨てるに忍びない。この不安定さを改善する目的で調べている途中で面白い記事を見つけてしまった。
内容は、パターンと配線があるジャンパにピンを付けて繋ぎ換えると、後継機種のA7N266-Cと同等の設定機能が使えるようになる、というものだ。(英語のフォーラム)。BIOSには隠れていたメニューが現れるという。現実問題としては、Athlon XPをオーバークロックするよりも、Socket AM2に移行したほうが良いのは判っているのだけれど、いじくりの虫がうずいてしまい、ソフトをリリースできたこともあり実行してみた。
実はクラッシュしたHDDからジャンパ部品を外して用意していたのだけれど、さてやろうと思いパソコンの蓋を開けて覗いていたら面倒臭くなってしまった。マザボを外すのが大変なのだ。このため、ジャンパの取り付けは止めて、配線を切断して、新しい配線をはんだ付けすることにした。これなら箱に入れたままでも不可能ではなさそう。最近老眼になってきたためか、細かい作業に思いの他手間取ったがなんとかできた。
- 手順は基本的にフォーラムの通り。
- 記事の通りBIOS 1.1にバージョンダウンすれば無条件に可能となるが、このBIOSはLBAに対応していなくて使えない。(HDDが8GBになってしまう)
- BIOS 1.3以降でも設定は可能なのだが、設定しても実際のFSBは速くならない。DRAM clock spectrumをOFFにしないと実際のFSBが設定通りにならない。(これを偶然発見するのに半日くらいを要した)
実行結果は、133MHz x 12.5 = 1666MHz が、140MHz x 12.5 = 1745MHzまでであった。143MHzではkernel panicになってしまう。Athlon MPはAthlon XPの選別品だということでちょっとは期待していたのだけれども大したことなく、2100+相当よりちょっと速い程度。Palominoではこんなもんか。
最初から、こんなことは時間の無駄だと分ってはいたのですが。