昔の山行写真から。2005年5月赤谷尾根。
GWの山はいつも快適であった。天候も安定しているし、何より冬季の山行をしてきた後なので楽に感じてしまう。
この年は大勢で赤谷尾根に入った。冬季の劔は一度しか行ったことがない上に中退となったが、春には他に東面の源次郎尾根などにも行った。
赤谷尾根は長く、途中で雨も降ったこともあり4泊した。結構な数のパーティが入っていたようだった。
春なので、劔に付きものな気象条件的な問題もなく、特に困難なところはなかった。それでも、大窓などは結構強い風が吹いていた。赤谷尾根というと、大学教授の父親と双子の息子が冬季に遭難したことから恐しいイメージが強いのだけど、やはり冬季のことを考えると、この吹きさらしの長い稜線を、深い雪の中進まなくてはならないのは厳しいだろう。ちょっと厳冬期に行けるような気はしなかった。